脳血管性認知症による言語障害への対処法

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脳血管性認知症による言語障害について

脳血管性認知症の言語障害

 

脳血管性認知症になると言語障害が現れることがあります。

 

脳血管性認知症は、脳梗塞、くも膜下出血、脳出血などの脳血管障害が原因で発症する認知症です。

 

認知機能の低下とともに、麻痺などの身体機能の低下も見られます。

 

脳血管性認知症によって、脳の前頭葉のブローカ中枢という発語を司る部位が障害されると、言葉の理解はできますが呂律(ろれつ)がまわらなくなったり、思ったことが言葉にでない言語障害が現れます。

 

ここでは、脳血管性認知症による言語障害の原因や対処法についてご説明します。

脳血管性認知症で言語障害になると、どうなる?

脳血管性認知症による言語障害が現れると、具体的にどんな症状が現れるのでしょうか?

 

たとえば、脳血管性認知症の方は「ゆのみ」と言いたいのに、「バック」というまったく関係ない言葉が出てきたりします。

 

これは、言語障害の中でも、運動性失語と言われています。

 

脳の側頭葉のウェルニッケ中枢という部位が障害されると、言葉自体の意味が理解できなくなったり、意味不明な言葉を話したりします。

 

その場合は、感覚性失語と言われています。

 

運動性失語と感覚性失語の両方が混ざったもので、理解も発語も障害される、全失語と言われる言語障害もあります。

 

脳血管性認知症の方で言語障害がある方は、周囲の方との会話によるコミュニケーションをとることが難しくなるため、孤立することが多いです。

脳血管性認知症による言語障害への対応はどうしたら良い?

脳血管性認知症による言語障害が現れた場合、その対応はどのようにすれば良いのでしょうか?

 

まず、脳血管性認知症の言語障害のある方への対応としては、落ち着いた環境の中で、接する側がイライラしないでゆっくりと会話をするように心がけましょう。

 

決して言葉をさえぎったり、代弁しないようにすることが大切です。

 

私の現場の体験として、介護者は、言語障害のある方の言いたいことや言おうとしていることを理解しようと心がけることが大切だと思います。

 

介護者からの言葉が伝わっているかどうか、身振り文字などで確認するのもいいでしょう。

 

運動性失語の方とのコミュニケーションには、文字盤などを使用するのもよいでしょう。

 

脳血管性認知症の方で、言語障害があるために言葉がなかなか出てこない方とお話するときは、「はい」か「いいえ」で応えられる会話を進めるのもよいと思います。

 

言語障害がある方は、話したくても話せないというもどかしい気持ちもあり、大きなストレスを抱えていることを理解しましょう。

 

介護者は、脳血管性認知症の方の脳障害の程度や、言語障害の状態について把握しておく必要があります。

 

その方の症状にあったコミュニケーションを心がけることが大切です。

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