脳血管性認知症の歩行障害

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脳血管性認知症の歩行障害について

脳血管性認知症の歩行障害

 

脳血管性認知症の症状で、歩行障害が起きるのは、なぜでしょうか?

 

それを理解するためには、脳と歩行障害との関係を理解する必要があります。

 

脳血管性認知症とは、脳梗塞(のうこうそく)や脳出血など、脳の中の血管の障害によって起きる認知症のことです。

 

脳血管性認知症で一番多いのは、小さな脳梗塞が、あちこちで多発することです。

 

脳梗塞と言うのは、脳内血管が詰まってしまい、脳の組織が破壊してしまう病気です。

 

その梗塞が小さいものであれば、一つや二つあっても何の症状も現れません。

 

しかし、小さい脳梗塞と言えども多発していく状態になると脳の組織の破壊も進行して行きます。

 

そのため、脳の機能の低下が起きて来るようになります。

 

脳の機能低下が起きると、認知症の症状や運動障害の症状となって現れます。

 

そして、大脳白質、基底核(基底神経節)、視床、橋(脳橋とか橋脳と呼ばれる脳の一部分)などの脳の深い部分が広範囲にわたって多発性の小さな梗塞によりダメージを受けます。

 

そのことによって、片麻痺や歩行障害などの神経症状も見られるのです。

脳血管性認知症の歩行障害の症状

脳血管性認知症の歩行障害の症状には、どのようなものがあるでしょうか?

 

たとえば、次の様な歩行障害の人を見かけたことがあるかもしれません。

 

片側の足だけがつっぱった状態で、足をまわしながら歩いている人。

 

これは「分まわし歩行」とも言われて、体の半分が麻痺している人の歩き方で、「片麻痺歩行」といいます。

 

また、かなり高齢の人で、歩幅が数㎝位しかなく、小刻みに歩いている人を時々見かけることもあります。

 

これを「小刻み歩行」と言います。

 

年齢が重なり、歩行の機能全体に支障が出てきたときに現れます。

 

脳梗塞などで脳の組織の歩行に関係する部分に障害が出てくると、比較的若い人にも現れてくる脳血管性認知症の症状の一つです。

脳血管性認知症による歩行障害への接し方と注意点

脳血管性認知症による歩行障害への接し方と注意点についてご説明します。

 

その場合、歩くときはもちろんですが、他の動作もあわてずにゆっくり出来るように、環境を整えることが大切です。

 

当然、転倒する恐れのある状況は、出来る限り避けるようにしなければなりません。

 

脳血管性認知症の原因となる脳梗塞などの治療薬も、歩行障害の治療に結びつきますし、症状の進行をとめることも出来るかもしれません。

 

歩行障害は、運動障害の症状です。

 

ですから、運動機能に関するリハビリテーションは、直接的で効果的なことがあります。

 

また、適度の運動をすることによって、脳血管障害の危険因子である脳の動脈硬化、高血圧、そして、高脂血症、糖尿病、心臓病などの生活習慣病の改善にもなります。

 

そのため、根本的な効果を期待できる可能性もありますので、無理をしない程度に行うと良いでしょう。

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