認知症に疲れた・つらいというケース

認知症に疲れたという介護者の方へ

認知症改善のため、様々な対処や打開策を行って来て「もう疲れ果てた!」という方も多いことでしょう。

 

認知症は、なってしまったご本人にとってツラいことではありますが、ご家族の方にとっても深刻な問題と言えます。

 

特に、認知症患者の数は、年々増加の一途をたどる一方で、それに伴って「もう耐えられない」「疲れた」と、介護を断念せざるを得ない方も増えているのです。

 

認知症の問題は、いつ誰に降りかかって来るかも分からない社会問題の一つとも言えます。

 

ここでは、認知症の家族の介護に疲れた、または、酷く辛いという方への対処法を書いて行きます。

認知症に疲れた・つらいというケース記事一覧

「認知症の親の介護」という現実に真っ先に向き合うことになるのは、ご家族です。同居の場合ですと、それが24時間365日続くことになります。初期の段階では、目や手を離しても大丈夫な時間もありますが、進行すればそれも徐々に難しくなってきます。日に日に変わり果てていく症状に対して、気の休まる時間も、体の休まる時間もなくなってきてしまいます。以前、私が認知症の方のご家族に会うたびに、「毎日がしんどくて、もう...

認知症の方々の受け入れ施設についてご説明しましょう。昔は、老人ホームというと、「親を放棄した」とか、「かわいそう」とか、マイナスイメージで受け取られることが多いものでした。しかし、現在は介護保険の適用も相まって、施設を利用することに対して「肯定的な見方」をされるようになってきています。家庭での介護では、通所サービス(入浴や食事などのサービスを提供するデイサービスセンター、リハビリを主としたデイケア...

昔、老人ホームと言えば「親を捨てる」という罪悪感に苛まれるほど、世間での認識はとても悪かったものです。それと同時に、そのような低レベルの施設も少なくなかったようです。しかし、現在は大きく改善がなされ、雑居施設のような昔のイメージは払拭されてきています。俗に、「特養」と呼ばれる「特別養護老人ホーム」は、公的な施設であるため安い費用で利用できるというメリットがあります。ただ、その分、入所のためのハード...

「特別養護老人ホーム」、いわゆる特養は、人生の最期を過ごす場所としての存在意義が大きいですが、老健(介護老人保健施設)は短期集中リハビリと医療対応によって、いずれ在宅介護へ戻ることを目的としている施設です。そのため、持病によっての入所拒否も少ないですし、「家に戻るための入所」という前提があるため、ご家族の心の負担も少ないでしょう。ただ、在宅復帰が目的のため、3ヶ月ごとに審査があり、在宅介護が可能と...

訪問による認知症ケアには、生活介助や身体介助などの訪問介護と、看護師が自宅へ赴き各種サービスを行う訪問看護があります。特に、お一人住まいの認知症高齢者であれば、ご本人も日々の健康や生活への不安があるでしょうし、別居しているご家族の心配も尽きないことでしょう。訪問看護においては、医師の指示の下、より踏み込んだ看護ケアが行えます。また、訪問看護の場合、「介護保険」でも「医療保険」でも利用することができ...

認知症に関わる費用については、多くの方が気にしていらっしゃることでしょう。日本における社会福祉のひとつとして「介護保険」が導入されたのは、平成12年のことです。これは、高齢者介護の金銭的負担増への対策であり、それだけ認知症の方々が多くなっていくことを示しています。認知症確定以前には、診断や検査の費用が必要になります。また、実際に「認知症」と診断されれば、日々の介護費用や施設への入所費用、病院であれ...

認知症に不安のある方、またはすでに認知症になっているご家族をお持ちの方は、公的な補助金についても気になるところでしょう。今、認知症関係者(ご本人やご家族、介護職員など)が誰でも参加できる「憩いの場」であり、情報交換の場でもある「認知症カフェ」の運営が始められています。認知症カフェは、公的な「補助金」が支出され、社会的なサポートの一環として広がりつつあります。また、ご家族に対する補助金としては、「家...

認知症の家族がいる方の中で、「もう自分だけではどうしようもない!」と悩んでいる方は、たくさんいらっしゃると思います。トイレや食事等の「生活のケア」をするだけなら、身内のことですしそんなに問題はないでしょう。ところが、認知症は進行することによって、予期できない危険や弊害など、数々の頭を悩ませることに直面する病気です。たとえば、家族が知らないうちに近所を徘徊してしまい、ケガや命の危険にさらされることは...

page top