認知症改善・緩和の方法

認知症を改善・緩和するための方法について

認知症を改善・緩和するためには、いろいろな方法があります。

 

もちろん認知症のタイプによっても、症状によってもその方法は異なります。

 

ここでは、様々な認知症の改善・緩和の方法について書いて行きます。

認知症改善・緩和の方法記事一覧

認知症を改善・緩和するためのリハビリテーションと遊びについてご説明しましょう。遊びリテーションという言葉は有名です。脳を活性化させるためには「指を使うといい」と昔から言われています。その理由は、指先には神経が多く通っているためです。それを「遊び=レクリエーション」として行うことは、認知症の方々の楽しみにもなるため、各通所施設でも積極的に組み込んでいます。みんなでワイワイ行うことや、競い合うことが「...

認知症の方は、ついさっきのことを忘れてしまう「短期記憶障害」があります。ところが、昔のこと(長期記憶)は覚えているもので、子供の頃に歌った唱歌などはいくつになっても歌えますし、戦時中に体験した出来事もはっきりと覚えていたりします。また、会話をはじめとしたコミュニケーションの取れないお年寄りが、青春時代に歌ったであろう懐かしい歌謡曲を耳にして、涙を浮かべることもありました。つまり、あえて「回想法」と...

認知症を絵本でケアする方法についてご説明します。「読み聞かせ」というと、子供に絵本を読んで聞かせるものと思いがちですね。ところが、認知症の予防やケアのために読み聞かせをすることにもメリットがあるのです。軽度の認知症の場合は「読み聞かせる側」、つまり認知症であるご本人が、第三者に絵本を読み聞かせるということをおすすめします。なぜなら、「目で文字を読み取って脳へ伝え、今度はそれを言葉にして声に出す」と...

「アミロイドβ」と「タウたんぱく質」は,、認知症の原因物質とされています。このふたつの物質の脳内への蓄積が脳神経細胞を壊し、減らしてしまうことによって、認知症が発症すると言われています。このアミロイドβは、脳神経細胞から産生される老廃物で、蓄積し続けることで「脳神経細胞」を傷めてしまうのです。そして、タウたんぱく質は「脳神経細胞内部」に蓄積することで、脳神経細胞自体を壊してしまうのです。まず、「ア...

認知症の予防と、体操や運動についてご説明します。当たり前の陽ですが、体を動かすと血行がよくなります。それは、脳への血流も多くなるということですから、脳の活性化には効果的です。つまり、体操をするのは認知症予防の観点からも理にかなっていると言えます。では、どのような体操が良いのでしょうか?認知症に合った効果的な体操として、立位でのバランスがしっかり取れる方なら「ラジオ体操」が良いでしょう。しかし、足腰...

折り紙をすることが認知症に効果的という話がありますが、本当でしょうか?認知症の予防や改善のために「指先を動かすと良い」というのは今や常識となっています。ただ、「それはわかるけれど何をしたらいいのか?」と悩む方もいらっしゃると思います。難しく考える必要はまったくありません。子供の頃にやった遊びを思い出せばいいのです。そして、その中のひとつが、この「折り紙」なのです。折鶴、かぶと、風船、やっこさんなど...

認知症とツボの関係について触れてみましょう。人間の体には、350以上のツボがあると言われています。そのうち、足の親指は頭部とつながりがあり、マッサージをすることによって、脳へのよい刺激が伝わっていきます。また、血行不良の原因の8割は、「足裏」にあるとも言われています。脳への血液循環が悪いということは、認知症に大きく関わってくるのです。そこで、「ツボ押し」や「足裏マッサージ」を行って血行を保つのは、...

クイズで認知症を予防できると言いますが、本当でしょうか?テレビでは、相変わらずクイズ番組が人気ですね。最近は、「雑学クイズ」よりも、脳を活性化するクイズ、いわゆる「脳トレクイズ」もよく見かけられるようになってきました。そのようなテレビのクイズですと、視覚や聴覚を使ったクイズも多いです。しかしながら、ご家庭ではもっと簡単に認知症予防ができるようなクイズで楽しむのもいいでしょう。介護施設などではレクリ...

認知症の予防やリハビリのためには「脳トレ」が効果的だと言われています。しかし、書籍や口頭によるトレーニングには限界や使いづらさがあるのは否めません。そこで、画像や動画、音楽を使った脳トレを簡単に行うには、i-padやスマートフォン(いわゆるスマホ)のアプリを利用するのがおすすめです。手軽に、楽しみながら認知症の簡易診断や予防、対策などまでわかるものがリリースされていて、それらの中には無料でダウンロ...

作業による認知症対策についてご説明しましょう。一般に「作業」と言うと、労働や仕事のことだけを指し示していると思われがちです。しかし、ここでいう作業とは、「日常生活での行いのことであり、そこに何らかの意味を見出せるもの」として捉えます。その中には、レジャーや遊びも含まれます。認知症の「機能リハビリ」には、理学療法や作業療法などが行われます。これらは、専門療法士に任せるだけではなく、私たちでも手軽に行...

近年、大人の塗り絵というものが流行っていますが、これは「カラーセラピー効果」によって癒しが得られると好評なようです。このように「色」には心、すなわち脳への影響が大きいということが言えます。しかし、大人の塗り絵はかなり高度なため、認知症予防とリハビリのためにはカンタンな塗り絵をお勧めします。書店の子供向けコーナーには簡単な塗り絵が取り揃えてあります。また、インターネットから「塗り絵素材」をダウンロー...

笑顔と認知症との関係についてご説明します。心理学には「人は悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しくなるのだ」という有名な言葉があります。これは「泣く」という行動が先に起こって、「悲しい」という感情が後から来るからだということになります。では、逆に落ち込んでいるときに無理やりにでも笑顔を作るとどうなるか?やはり、これは心と身体が連動しているからでしょう、気分が上向きになることがよくあります。このよう...

最近話題になっている認知症とロボットとの関わりについてご説明しましょう。ロボットというとSFのイメージが強く、現実社会で考えるなら工業用ロボットが思い浮かぶかもしれません。しかし、そんな硬くて無機質なイメージのロボットが、介護現場に携わったり、認知症の方々と触れ合ったりするようになっていることを、現代社会では忘れてはならないと思います。現在、各メーカーが自社のノウハウを生かしたロボットを製作してお...

現在、介護現場へのロボット導入が進められていますが、一般の家庭でロボットを購入するには高価すぎるのが難点といえます。なにしろ、一体10万円以上もするのですから。そこで、手ごろな価格で、認知症ケアの効果を期待できるのが、“ぬいぐるみ”や“人形”です。ぬいぐるみセラピーは、もともと「うつ病」や「アダルトチルドレン(幼少期のトラウマによる心の悩み)」のケアのために使われた療法ですが、実は認知症への流用も...

今、認知症の現場に、音楽療法なるものが取り入れられていることをご存知でしょうか。そもそも人間は、昏睡状態であったとしても「聴覚」は生きていると言います。認知症にしても、それがたとえ末期でも聴覚は残っていると言えるのです。そして、その聴覚から心身へアプローチする方法が音楽療法というわけです。では、認知症のどのような部分に音楽療法は効果をもたらすのでしょうか?認知症に対しての音楽療法の研究結果として挙...

認知症の方への効果的な療法として、園芸療法が取り入れられています。人は、自然を身近に感じるだけでも心癒されるものですよね。ましてや、自らの手で植物を育てるとなれば、良い効果が出るのは当然のことと思います。認知症の方でも、きれいな花を見れば「わぁ~きれい!」とやはり感動を表しますし、園芸作業で頭と体を動かすことは「認知症予防」や「リハビリ」にもつながります。そもそも、この園芸療法は、1950年代頃か...

認知症のリアリティオリエンテーションについて解説します。一般の人でも「自分が今どこにるのか?」が分からなかったら、とても不安になると思います。認知症の方はそれに加え、「今日は何月何日何曜日なのか?」「目の前にいる人が誰で、自分にとってどんな存在なのか?」という「見当識の異状」が、常に身の上に起こりうる状態です。そのため、不安や焦りのパーセンテージは、私たちよりも多く心を占めていると考えられます。そ...

認知症に対するバリデーションとは、認知症患者とのコミュニケーションによって行うセラピーの1つです。バリデーションは、1963年にアメリカのナオミ・フェイル氏というソーシャルワーカーによって考案された認知症高齢者とのコミュニケーション技法と呼ばれるものです。主にバリデーションが用いられるのは、アルツハイマー型認知症や、似たタイプの認知症になった高齢者に対してです。ここでは、そんな認知症とバリデーショ...

社会心理療法は、精神の症状や認知機能、行動、感情、生活の質を向上させるために行われる「非薬物治療」です。社会心理療法は、統合失調症などの精神疾患にも用いられます。認知機能の程度、ご本人の意志、精神症状や異常行動の有無などを踏まえた上で、生活をする中で必要とされる動作のレベルを把握します。そして、残存機能の維持や、回復を目指しながらの指導や訓練が、様々な方法で行われます。

認知症予防には手先、特に「指」を使うことが効果的であると昔から言われています。これは、現在においても変わらない認知症への効果的なアプローチと言えます。そして、そのひとつに編み物があります。編み物は、編み針と毛糸があれば誰にでもできるものですし、むかし経験したことのある方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。経験者であれば、過去の記憶を呼び起こすことで「回想法の効果」も期待できます。また、編み針を...

ユマニチュード(Humanitude)という言葉を始めて耳にしたという方は多いと思います。ユマニチュードは、30年以上前にフランスで考案された認知症ケアのメソッドです。このメソッドは、特別な治療を必要としない、技術を習得すれば誰にでも行うことのできるものなのです。ユマニチュードの単語の中に「Human=人間」という言葉が入ってることからも、「対認知症患者」というスタンスではなく「対人間」という関係...

世の中には種々雑多な香り(匂い)が満ち溢れていますよね。そんな香りの中には精神の安定を図ったり、身体の不調を整えたりする効果のあるものがあります。これらの香りを使って行う療法は「アロマテラピー」と呼ばれ、現代では精神のリラックスや、また趣味のひとつにもなっています。言ってしまえば、自分の好きな香りを嗅ぐだけでも何らかの効果はあります。ところが、科学的にこれらの香りを研究して、認知症の予防効果を発信...

認知症にラベンダーという植物が効果的という話がありますが本当でしょうか?この場合のラベンダーは、香りという意味でとらえて読み進めてください。つまり、アロマですね。最近、テレビやインターネットで「認知症予防にアロマは良い」と伝えらえていますので、ご存知の方も多いことでしょう。また、アロマなら天然由来のものだし、体にも優しそうだということで手軽に入手される方も多いようです。ここでは、そんな認知症とラベ...

認知症に対する非薬物療法という言葉をご存知でしょうか?認知症患者の治療において非薬物療法とは、薬物を使用せずリハビリや回想法等で脳を活性化し、認知症患者の残存機能、能力を維持する治療法です。治療と言っても薬物療法でも非薬物療法でも認知症は治りませんので、その点は誤解のないようにお願いします。そのため、直ぐに寝たきりや家族の事を忘れない様に、現時点での機能や能力を維持するのが大事になってきます。ここ...

認知症の現場で、今ペットセラピーという療法が活用されていることをご存知でしょうか?ペットセラピーとは、アニマルセラピーとも呼ばれる「動物介在療法」という方法です。認知症の患者に限らず、いろいろな現場で行われている方法で、動物と触れ合う事により身体、精神の健康を目的とした療法となります。ここでは、認知症の現場で行われているペットセラピーについてご説明します。

認知症とマッサージには何の関係があるのか?と思う方も多いと思います。認知症の治療という意味ではハンドセラピー、またはタッチセラピーと呼ばれる「手」を使って行うマッサージによって症状が顕著に改善したという報告が多く寄せられています。ただ、マッサージには、上記のハンドマッサージに加えて、「アロママッサージ」「指圧マッサージ」「ツボマッサージ」等、多種多様にあります。正直、認知症には何をすれば効果の期待...

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