認知症とアロマテラピーについて
世の中には種々雑多な香り(匂い)が満ち溢れていますよね。
そんな香りの中には精神の安定を図ったり、身体の不調を整えたりする効果のあるものがあります。
これらの香りを使って行う療法は「アロマテラピー」と呼ばれ、現代では精神のリラックスや、また趣味のひとつにもなっています。
言ってしまえば、自分の好きな香りを嗅ぐだけでも何らかの効果はあります。
ところが、科学的にこれらの香りを研究して、認知症の予防効果を発信しようというプロジェクトも立ち上げられています。
それが鳥取大学の医学部生体制御学講座での研究を基に発足した企業「ハイパーブレイン」です。
アロマテラピーで認知症改善効果
鳥取大学で研究されたアロマは、以下の4種類の精油です。
- ローズマリー
- レモン
- 真正ラベンダー
- オレンジ・スウィート
これらの香りに「アルツハイマー型認知症」の中核症状の予防・抑制効果があることが証明されたのです。
アロマテラピーには、薬物治療のような副作用の心配が少なく、時間もかからず、経済的負担も軽く、人手も必要としない、とても良い療法と言えます。
アロマの中でも「ローズマリーとレモン」のブレンドは、神経細胞の活性化に効果があり、昼間に使用します。
また、「ラベンダーとオレンジ」のブレンドには神経細胞を癒す効果があり、夜間に使用します。
アロマオイルは単品でも使用しますが、ブレンドすることで効果が変わるため、様々なブレンドオイルが販売されています。
ちなみに、ラベンダーには「真正ラベンダー」以外の交雑種もありますし、オレンジにもテラピーに不向きな「オレンジ・ビター」がある上、精油には少ないながら禁忌もあります。
そういう意味でも、キチンとした「認知症向けレシピ」でブレンドされた「ハイパー・ブレイン」のアロマを検討してみてもいいかもしれません。