脳血管性認知症の予防について
脳血管性認知症を予防するためには、どのようなことに注意すれば良いのでしょうか?
まず、脳血管性認知症は、他の認知症とは違い、脳梗塞や脳出血など、脳の血管に直接ダメージを与えてしまって発症するものです。
そして、その脳梗塞や脳出血は、生活習慣病が大きな影響を与えているという事も分かっています。
ですので、脳血管性認知症を予防する一番の早道は、生活習慣を見直し、生活習慣病にならないようにするということになります。
他の認知症よりも原因が分かりやすいため、予防はしやすいと言えるかも知れません。
今回は、そんな脳血管性認知症の予防についてご説明します。
脳血管性認知症を予防の注意すべき生活習慣とは?
脳血管性認知症を予防するためには、以下のような生活習慣病に注意する必要があります。
脳血管性認知症の予防で注意すべき生活習慣病
- 高血圧症
- 糖尿病
- 脂質異常症
- 高尿酸血症
- 肥満
- 喫煙
- ストレス
そして、このような生活習慣病にならないように予防するためには、以下のようなことに注意する必要があります。
- 規則正しい生活を送る
- 暴飲暴食をしない
- 好き嫌いしない
- 水分を多く取る(糖分の多いものは控える)
- 塩分を摂り過ぎない
- 適度に体を動かす
- ストレスをためないように気分転換をはかる
- 疲れをためない
- 禁煙する
以上の病気や習慣が、脳血管性認知症に間接的に、そして他の余病の発症にも影響を与えています。
脳血管性認知症の予防法を行う上でのやり方やコツ・注意点とは?
予防しようと思ってはいたが、どうしても避けられず、脳血管性認知症を発症してしまったケースもあるでしょう。
その場合、これ以上の病気の進行を防止したいと思うはずです。
しかし実は、そうやって思い詰めて行うと、それ自体がストレスとなってしまいますので、予防法が続かなくなってしまうケースが多いのです。
生活習慣病は、文字通り生活習慣のたまものですから、まずは出来る事から始めましょう。
たとえば、生活習慣病予防のためにストレスをためない方法としては、以下のようなものが挙げられます。
まず、趣味活動として、何か好きなものに時間を使うというのも良いでしょう。
運動不足を解消する目的で、デイサービスに行ってみるという社会交流もおすすめの方法の一つです。
また、町内会に参加してみたり地域交流をしてみたり、手紙を書いてみるという「頭の体操」もおすすめです。
刺激のある生活を始めてみる事で脳が活性化され、自分の役割や存在価値を見出す事が出来る方もいます。
こうする事で、知らず知らずのうちに生活習慣病予防が出来ていたり、結果として進行を遅らせている場合があります。
脳血管性認知症のために、どんな予防法を実践するのであっても、続けることを常に意識して行いましょう。