アルツハイマー型認知症の末期症状

アルツハイマー型認知症の末期症状について

アルツハイマー型認知症の末期

 

アルツハイマー型認知症の末期症状にはどんなものがあるのでしょうか?

 

アルツハイマー型認知症には、軽度の状態から、いくつかの段階があります。

 

治療をすでに始めていたとしても、アルツハイマー病のレベルが進み中期と呼ばれる症状が現れます。

 

そして、さらにその症状が進行していくと、やがてアルツハイマー病の末期症状が現れるのです。

 

ここでは、アルツハイマー型認知症の末期についてご説明します。

アルツハイマー型認知症の末期症状の具体例

では、アルツハイマー型認知症の末期症状の具体例を並べて見ます。

 

以下のような「高度」と呼ばれる状態を経験すると、やがて末期症状の状態に入っていきます。

 

  • 会話が出来なくなる
  • 体重が大きく減少する
  • けいれん発作を起こす
  • 皮膚の感染症が起きる
  • 飲み込むことが難しくなる
  • うめき声を上げる
  • 睡眠時間が極端に増える
  • 排便・排尿に障害が出る

 

高度認知症の末期は、臥床(がしょう)期と言われますが、ほぼ寝たきり状態となります。

 

そして、拒食・過食、失禁、けいれん、反復運動等が起こり、言葉を発することも出来なくなります。

 

アルツハイマー型認知症の末期では、脳幹以外の部分が萎縮して機能しなくなるため、思考することも感情を持つことも出来なくなります。

 

つまり、呼吸などの生物としての基本的な活動だけになります。

 

そして、最後に脳幹にまで損傷が起きてくると死亡することになります。

 

でも、こうした症状まで進まなくても、誤嚥(ごえん)性肺炎や他の感染症で、死亡することも多いです。

アルツハイマー型認知症の末期の接し方と注意点

アルツハイマー型認知症が末期症状に入ったの時には、どのように接して行けば良いでしょうか?

 

アルツハイマー型認知症の末期では、自分で自分の身の回りのことがまったく出来なくなりますので、まず、生活の全てにおいて介護が必要になります。

 

末期状態に至るまでには、患者の変化に戸惑い、精神的な苦痛を味わってきた上に、末期症状になると、加えて肉体的な難しさも加わってきます。

 

本人もつらい状態を認識していることと思いたいですが、家族など介護する側のケアも必要かと思います。

 

このような状況のとき、介護する人が体調を崩したり、精神的に難しい状態になることは、決して珍しいことではありません。

 

やはり、限界を感じたときは自分や家族だけで悩むのではなく、介護施設のスタッフの方などに相談してみると、役立つ良い提案を示してくれるかもしれません。

 

そして、施設に入居することも含め、専門家の助けを得ることが必要かと思います。

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