アルツハイマー型認知症の症状と特徴について
アルツハイマー型認知症による症状や特徴には、どのようなことが挙げられるでしょうか?
どんどん高齢化が進む日本、今後は、「3人に1人は認知症」という時代になると言われています。
認知症と言っても、実はたくさんの原因や症状、特徴があり、病名も一つではありません。
その中でも代表的かつ、厄介な症状や特徴だと思われがちなのが、「アルツハイマー型認知症」でしょう。
ここでは、そんなアルツハイマー型認知症の症状や特徴について説明していきます。
アルツハイマー型認知症の症状、特徴の現れ方
アルツハイマー型認知症の症状、特徴の現れ方についてご説明します。
アルツハイマー型認知症の症状や特徴でなくても、ある程度の年齢になると、「年齢相応の物忘れ」というのが、誰でも起きます。
脳が、「それは忘れても大丈夫、不要な情報だ」と判断すれば、若くても昨日の出来事を忘れてしまいます。
これについては、生理的な反応ですし、不要な情報を貯めておくと新しい情報が入って来ませんから、忘れても良いのです。
しかし、アルツハイマー型認知症の症状と特徴は、物忘れの病気ですから、覚えていたくても忘れてしまいます。
アルツハイマー型認知症の症状と特徴
特徴
- 記憶障害(記憶の一部ではなく全部を忘れる)
- 判断能力の低下(どうしたら良いのか、分からない)
- 見当識障害(今日の日付が分からない)
症状
- 同じ事を何度も繰り返し聞く
- 家から出ると、知っているはずの場所で迷子になる
- 自宅に居るのに「家に帰る」と言う
- 財布・通帳・印鑑・携帯など、大事なものほど無くしてしまう
- 夜になると、不機嫌になる
- 季節感がまったくなくなる
- 子供の顔を見て「どちら様ですか?」と尋ねる
などなど・・・さまざまな症状があらわれます。
アルツハイマー型認知症の症状・特徴への対処法は?
アルツハイマー型認知症の症状・特徴かもかもしれないと思った時には、専門医に診察をしてもらう事が先決です。
初期の場合には、内服で症状の進行を緩やかにする事も可能ですし、何よりも相談出来る場所があると、とても安心です。
アルツハイマー型認知症は、他の病気と違い、完治は出来ません。
「アルツハイマー型認知症とはどういうものなのか?」ということを周囲が理解すること。
そして、本人も、本人を支える周りの人も、共に幸せに生活できる方法を見つけて行く事がとても大事なのです。
- 認知症が疑わしい時には専門医を受診する
- 内服コントロールをする
- 地域・近所の方にも正直にお話しをする
- 行政や自治体などにも相談をする
- 認知症サポート育成講習会などに参加する
- 認知症患者を介護する家族会などに参加する
アルツハイマー型認知症の症状や特徴を理解し、いずれ自分の家族がそう診断を受けた時には慌てず、今まで通りの生活が送れるようにしたいものです。