アルツハイマー型認知症の予防

アルツハイマー型認知症の予防について

アルツハイマー型認知症 予防

 

アルツハイマー型認知症は予防できるのでしょうか?

 

これだけ世の中でアルツハイマー型認知症が騒がれれば、出来ることなら予防したいと考える方は多いはずです。

 

まず、アルツハイマー型認知症に大きく関係するのは、脳の老廃物とも言われるβ(ベータ)アミロイドと呼ばれる異常なたんぱく質です。

 

この物質は、正常な人でも分泌されますが、分解酵素によって分解されて、健康であれば蓄積しないようになっています。

 

しかし、年をとることによって、βアミロイドを分解することが追いつかなくなると、何十年かするうちに、神経細胞に付着して脳の機能を損なって行きます。

 

初期の段階で、情報伝達をする役目のネットワーク、つまりシナプスが少しずつ破壊され、軽度の認知障害が現れてきます。

 

やがて、脳細胞自体を破壊し、脳が萎縮して行きます。

 

それから徐々に認知症が軽度のものから重度のものへと進行していきます。

 

このことから、出来るだけ長く「βアミロイド」を分解する酵素が正常に働くようにすることが、アルツハイマー型認知症の効果的な予防の一つになると言えます。

アルツハイマー型認知症の予防は「インスリン」がカギ?

アルツハイマー型認知症の原因となるβアミロイドを分解する酵素は、インスリン分解酵素と言います。

 

これは、本来ならインスリンの分解をする酵素です。

 

しかし、それと同時にβアミロイドの分解も行なってくれるものでもあります。

 

このことは何を意味するのでしょうか?

 

実は、体内にインスリンが多い状態になると、この酵素がインスリンを分解することに費やされてしまい、βアミロイドの方の分解が正常に出来なくなります。

 

そのため、神経細胞に蓄積されていくことになってしまうのです。

 

ですから、βアミロイドを分解する酵素が正常に働くようにするためには、出来るだけインスリンの多い状態を最小限にすることが効果的な予防になります。

アルツハイマー型認知症の予防に何をするか?

では、アルツハイマー型認知症の予防は、実際のところ何をすれば良いのでしょうか?

 

2型糖尿病、糖尿病予備軍、肥満、運動不足の人は、体内にインスリンが多い状態にあるか、多い状態になりやすいと言われています。

 

つまり、生活習慣病に注意することは、アルツハイマー型認知症の予防にとても効果があるということです。

 

早ければ、40代ぐらいからβアミロイドは体内に蓄積しやすくなります。

 

ですから、まずは「中年太り」にならないようにすることは効果的と言えます。

 

たとえば、炭水化物の取りすぎや高脂肪な食生活は、インスリンを増やす原因となるので避ける必要があります。 

 

また、脳は寝ている時にβアミロイドなどの老廃物を取り除いているといわれています。

 

普段からの十分な睡眠は、予防効果を増し加えるものとなります。

 

そして、ジョギングなどの有酸素運動も脳を活性化させるので効果があります。

 

こうした事を心がけていれば、糖尿病などの生活習慣病を予防することになりますし、同時に、アルツハイマー型認知症の予防にもなると言うことです。

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