アルツハイマー型認知症の余命について
アルツハイマー型認知症の余命は、どのくらいと考えれば良いのでしょうか?
ご家族のだれかが「アルツハイマー型認知症」と診断された場合、まわりの方は「余命」がどれくらいなのか、とても気になりますよね。
これからの時代、ドンドン認知症の人が増えると言われている中、アルツハイマー型認知症は、認知症の原因1位です。
正直、いつ、だれのところにアルツハイマー型認知症がやってくるのかは、分かりません。
ここでは、そんなアルツハイマー型認知症の余命についてご説明します。
アルツハイマー型認知症の余命には個人差がある?
実は、アルツハイマー型認知症の余命については、個人差があります。
まず、若年性アルツハイマーの方なら、早ければ30~40代で診断されます。
ですから、そのような年齢層と、高齢になってからアルツハイマー型認知症を発症した場合とでは、比べる事がとても難しいです。
また、アルツハイマー型認知症と診断されたのが、初期なのか中期なのかでも違うとは思います。
アルツハイマー型認知症の「平均余命」は5年前後と言われています。
このように、アルツハイマー型認知症は、あまり長生きする事が出来ない病気と言えるでしょう。
アルツハイマー型認知症の余命に対して出来る対処法・注意点
アルツハイマー型認知症の方は、2~3年程度の時間をかけ軽度→中度→高度と進行して行きます。
アルツハイマー型認知症は、その時期に合わせた対応が必要となって来ます。
まわりで介護を行っている人が考えているより、「大変な時期」というのは長くはありません。
アルツハイマー型認知症の方は、自分の思っている事や、不安な気持ちを上手く表現できません。
そして、すぐ物事を忘れてしまいます。しかし、心は生きています。
優しくしてくれる人は大好きで、自分を嫌う人には敏感に五感で感じ取っています。
ですから、意地悪な介護をしない。そして以下のような対処法・注意点を知っておくと良いでしょう。
- 何度も同じ事を聞く→何度でも短い言葉で返答する。
- 物を盗られたと言う→一緒になくした物を探す。
- 家に帰ると言う→一緒について行く。
アルツハイマー型認知症の人と向き合うと、介護する側の心が折れてしまう場合があります。
ですから、「向き合う」という姿勢から、アルツハイマー型認知症の方は何を考え、どの世界に生きているのかを考える。
そして、「同じ方向を見る」姿勢に変えると気持ちが楽になります。