レビー小体型認知症と食事療法の関係について
レビー小体型認知症に食事療法が有効であるという話がありますが、どうなのでしょうか?
認知症になった家族のことを考えると、化学薬品である薬を使うより、自然な食事で良い方向へ向かえば、こんなに良いことはありません。
実際、レビー小体認知症の特徴の一つに、薬の副作用が強く現れるということがあります。
中には、それによって苦しい思いをする認知症患者もいるようです。
また、他の病気の薬を飲んでいると、薬のが効果が減少したり、認知症と他の病気の症状をかえって、悪くしてしまうこともあります。
ここでは、レビー小体型認知症に食事療法が有効であるかどうかについてご説明します。
レビー小体型認知症の食事療法と効果は?
レビー小体型認知症の治療法で最近注目されているのが、薬に頼ることを最小限にする食事療法です。
ところで、食事療法とは、どんなことが関係してくるでしょうか?
一つに、レビー小体型認知症になると、自律神経の機能障害が起こりやすくなります。
そのため便秘症になりやすくなります。
ですから、食物繊維を積極的に取り入れた食事をすることによって、便秘症を改善できるようにします。
また、酵素を多く含む食品を、出来るだけ多くとることによって細胞に力が与えられ、免疫力が高まることになります。
血流をよくする食品であれば、体全体の代謝を高めることが出来るので、運動機能が低下することを防ぐことにもなります。
こうして、どんな食事を摂るのかを工夫することによって、体に対して必要なエネルギーや栄養を効率よく取り入れることが出来ます。
そうすれば症状の悪化を防いで、健康の維持にもつながるというわけです。
まさに、合理的で副作用の無い治療法と言えるでしょう。
レビー小体型認知症の食事療法のやり方やコツ、注意点
実際に、レビー小体型認知症では、どんな食事を摂ることが良いのでしょうか?
近年、腸内細菌のバランスが乱れると、精神の病気に影響を与えることが分かって来ました。
そのため、腸内細菌を整える食品を取ることは、免疫力を高め、認知症の予防や治療に役立つようです。
日本では古くから、発酵食品を取ることがなされてきましたが、これを認知症の食事療法に取り入れることが出来ます。
コツは、日本料理にあります。
現在、日本でとることが出来る代表的な発酵食品は沢山ありますよね。
味噌、しょうゆ、酢、お酒、納豆、ヨーグルトなど、普通に手に入れることが出来ます。
また、かつお節、塩辛、漬物も、発酵食品の仲間です。
考えてみれば、一昔前まで、どこの家庭の食卓にも多く出されていた食品は、認知症の食事療法にうってつけのメニュだと言うことができます。
薬物療法と比べると食事療法は、効果が現れにくいと感じるかもしれません。
しかし、薬によって副作用に苦しんだり、症状が悪化することは避けられます。
ですから、今、薬物療法の副作用などで困っている人は、薬を出来るだけ減らすことを考えても良いかと思います。
レビー小体型認知症に対する食事療法で、体全体の機能を高めることを考えて見てはいかがでしょうか。