認知症をチェックするには、どうすればいいの?
相応の年齢に達し、物忘れが多くなったら誰もが心配になるのが認知症です。
最近では、若年性認知症もありますから、必ずしも高齢だからとも言えないところも不安な部分ではあります。
ただ、いたずらに心配しているだけでは、余計なストレスを溜めるだけで、良いことはひとつもありません。
そこで、家族で気軽にできる「認知症チェック」として提供されているチェックシート(リスト)を利用してみましょう。
このチェックシートは、いくつかの質問に答える形式になっています。
正解できれば加点していき(ヒントを提示しての正解にも加点あり)、合計点数により「認知症の要注意度」を知る目安となるものです。
有名なものでは、「長谷川式知能評価簡易スケール」や「MMSE」などのチェックシートがあります。
また、「家族の会」作成のチェックリストや医師・研究者が監修している認知症チェックリストなどを使っても良いでしょう。
専門医に診断してもらうかどうかは、その後で考えても良いのではないでしょうか?
認知症チェックシートの内容は?
認知症チェックシートには、どれも似たような質問項目があります。
これは、「時間・場所の見当識のテスト」や「計算力」、「記銘力」などの認知症に関わる機能を調べて判断するからです。
例を挙げると以下のような項目があります。
- あなたの年齢は?
- 今日は、何年・何月・何日の何曜日?
- あなたが今居るのはどこ?
- 100-7は?
- そこ(100-7)から7を引くといくつ?
- 桜・猫・電車という単語を復唱する
- 数問後にもう一度単語(桜・猫・電車)を言う
などなど・・・いろいろなチェックをするための質問事項があるわけです。
もちろん、これだけで認知症の診断を下せるわけではありません。
しかし、理由もなく、ただいたずらに心配しているよりも、あまり深刻にならずにご家族でテストしてみてはいかがでしょう。