知らないと危険!?認知症と水分の関係

知らないと危険!?認知症と水分の関係について

認知症の方は、体の水分不足に気づかない場合が多々ありますし、「尿失禁」が心配で水分を控えている場合もあります。

 

いずれにしても、心配なのは「脱水症状」で、これにより認知機能の低下、つまり「認知症の進行」が起こるとも言われているのです。

 

介護者にしてみても、水分をたくさん摂れば摂るだけトイレの世話やおむつの交換が増えます。

 

そのため、できれば水分摂取は控えめにしたいと思うのも無理のないことです。

 

ところが、「水分をたくさん摂ることで認知機能が改善され、いわゆる問題行動が減る」という報告もなされていることに目を向ける必要はあると言えるのです。

 

また、脱水により血液の粘度が上がり、「脳梗塞」などから脳血管性認知症に至る危険性も増すわけです。

認知症の方の水分摂取の工夫について

認知症の方が水分を摂りたがらない場合は、結構あります。

 

そんな時には、福祉課職員や医師など権威のあるイメージの方から摂取を勧めてもらうと受け入れやすいという事例もあります。

 

また、単に水やお茶を飲むことに無頓着な場合は、こまめに摂取を促してあげると飲んでくれることが多くあります。

 

ここで注意が必要なのは「嚥下機能の低下」の方の水分摂取です。

 

この症状の方が、そのまま水やお茶を飲んだ場合、呼吸器系に水分が入り込み、むせてしまったり、肺に入り込んで「誤嚥性肺炎」に至る危惧があります。

 

この場合、とろみ剤を使って飲料にとろみをつけたものを飲んでもらうといいでしょう。

 

また、介護者が通常の飲料を飲ませる場合は、ご本人が「ゴクン」と喉を動かし、しっかり飲み込んだのを確認しながら、次の一口を与えるようにしましょう。

 

さて、ここで新しい「水」の提案です。

 

「水素水」という水素を多く含んだ水があるのですが、これを飲むと脳細胞の損壊抑制効果や活性酸素の減少が見られ、パーキンソン病の予防や改善に効果があるという研究発表がなされました。

 

もちろん、まだまだ未知数のものですが、水分補給も兼ねて考えてみてもいいかもしれません。

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