認知症とPC-DHAの関係性

認知症とPC-DHAの関係性について

認知症に有効と言われるPC-DHAをご存知でしょうか?

 

まず、PC-DHAのお話の前にDHAについて簡単にご説明しましょう。

 

DHA(ドコサヘキサエン酸)は、『頭が良くなる』とか『認知症の予防にも効果がある』ことで耳にする機会が増えましたが、身体に必要な脂肪酸の一種です。

 

DHAは、うなぎや穴子・さんま・ぶり・マグロなどの魚の油から抽出される栄養素でもあります。

 

それに対してPC-DHAは、DHAがPC(ホスファチジルコリン)と呼ばれる物質に結合した脂質のことです。

 

では、そんなPC-DHAと認知症の関係性についてご説明します。

認知症にPC-DHAが良いのはナゼ?

認知症にPC-DHAが良いと言われるのはナゼなのでしょうか?

 

まず、DHAは、体内で作られることがほとんどないので、食事など口から摂取するしかありません。

 

また、DHAはなかなか水に馴染まないので、70%が水分でできている人間の身体には効果が出るまでに時間がかかりました。

 

そこで「PC-DHA」の登場となります。

 

PC-DHAは魚の油ではありません。

 

PC-DHAは、イクラなど魚卵の油に多く含まれている“ホスファチジルコリン・ドコサヘキサエン酸”と、何とも難しい名前ですが、糖尿病や動脈硬化を予防する働きがある“アディボネクチン”というホルモンを増加させる力を持っているといわれています。

認知症への期待が高まるPC-DHA

魚卵の油に多く含まれているといわれているPC-DHAにはどのような効果が期待できるのでしょうか?

 

まず1つは神経伝達物質の中の“アセチルコリン”という成分の代謝をスムーズにしてくれる働きがあるために、睡眠のリズムを整える力があります。

 

また、摂り過ぎさえしなければ脂質の代謝を促す働きをするので内臓脂肪が溜まりにくくなります。

 

そして、PC-DHAは吸収性に優れていて脳に伝達しやすいので脳機能の改善が期待できます。

 

そのことから、認知症や認知症の予防にも非常に効果があるのではないか?と考えられています。

 

高齢になると眠りが浅かったり、なかなか寝付けないという方も多いようですが、PC-DHAは睡眠のリズムを整えてくれます。

 

PC-DHAは、夜眠っている時の「レム睡眠」の状態を増やしてくれるので安眠効果があると言われています。

 

実は、このレム睡眠は脳に対してとても重要な働きをしており、昼間活動している時間の体験を脳内に定着させる働きがあります。

 

そのため、認知症の方にとっても「レム睡眠」の時間を増やしてくれるPC-DHAはとても重要な栄養素と言えるでしょう。

 

実際、およそ3割の認知症患者には睡眠障害が見られることが分かっています。

 

PC-DHAが脳機能の改善や生活習慣病の予防に効果が期待できるのであれば、健康で長生きするための強い味方になってくれるでしょう。

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