野菜で予防する認知症について
認知症の改善や緩和、予防に効果的な野菜についてご説明しましょう。
野菜の中には、緑黄色野菜と呼ばれる、「より食べたほうがいい野菜」があります。
かぼちゃ、ニラ、にんじん、ほうれん草、トマト、ピーマンなどがそれに類しており、β-カロテンを多く含んでいます。
また、トマトにはリコピンと呼ばれるカロテンの一種が含まれています。
ビタミンEやC、カカオやワインに含まれるポリフェノールなどと同様に、活性酸素に対抗して、老化防止や認知症予防にまでも効果があると言われています。
この活性酸素ですが、細胞や遺伝子に悪影響を及ぼし、老化を早めさせます。
そこで、抗酸化作用のある様々な物質が注目されています。
認知症予防のために緑黄色野菜や果物から抗酸化物質を摂る
認知症予防のために緑黄色野菜や栄養には、どんなものがあるのでしょうか?
最近よく耳にする「リコピン」は、アンチエイジング以外にも、記憶力や学習能力の向上にも効力を発揮します。
リコピンは、トマトに多く含まれる抗酸化物質で、β-カロテンの2倍、ビタミンEの100倍の抗酸化パワーを持つとされるカロテンの一種です。
とはいえ、トマトだけを食べるわけにもいかないので、β-カロテンを多く含む「緑黄色野菜」をあわせて摂ることも大切になってきます。
β-カロテンにも、ビタミンE、Cにも抗酸化作用があります。
そのため、認知症の発症の元を抑制しうるもので、さらにビタミンEとCは同時に摂ることでより効果を発揮すると言われています。
ならば、このような抗酸化物質を大量に摂ればいいかというとそうではありません。
過剰に摂取し、体内に蓄積すると逆効果になります。
やはり、摂取は適量に留めることが重要と言えます。