認知症とサプリメントについて
認知症を予防、緩和していくためにサプリメントも効果的と言われています。
サプリメントは、ご存知のように医薬品ではありません。
言うなれば、いろいろな症状を改善させるサポート的な食品です。
ですから、サプリメントだけを摂ればそれだけですべてOKというものではないと言えます。
ただし、サプリメントの世界は日進月歩と言ってもいいほど、どんどん新しい製品が世に出されているのも事実です。
そして、その中には、認知症予防や改善に期待のできるものも出て来ているのです。
認知症改善に期待できるサプリメントとは?
よく目にする、認知症に効果的と言われるサプリメントをご紹介しましょう。
まずは「オメガ3脂肪酸」、いわゆる青魚に含まれているDHAやEPAで、脳血流量を増やし脳細胞の活性化を促します。
目新しいものとしては、「フェルラ酸」という米ぬかから抽出される成分で、活性酸素を取り除きます。
また、アミロイドたんぱくという認知症の原因物質と目されている特殊たんぱく質を、溜めさせない効果が期待されています。
ちなみに、このフェルラ酸を含む「フェルガード」などの製品があります。
非必須アミノ酸のひとつである「グリシン」は、睡眠改善に効果があるとされ、睡眠障害から来る認知症の危険を予防すると考えられています。
大豆などから抽出される「レシチン」は神経細胞と神経伝達物質の増加を促し、スムーズな思考回路の働きを助け、認知症予防が期待されます。
レシチンと同様、リン脂質の一種である「ホスファチジルセリン」は、脳の栄養源とされ、脳の活性化を促す希少な物質です。
このように、サプリメントの効能は多様化しています。
きちんとした治療や運動、食生活を行った上で利用し、認知症改善を目指しましょう。