認知症と高血圧との関係性について
高血圧が原因の疾患と認知症との関係で、真っ先に思い浮かぶのは、脳血管性認知症(のうけっかんせいにんちしょう)ではないでしょうか。
慢性的な高血圧により、常に脳の血管にも負担が掛かり、血管壁も弱くなってくるため、脳出血や脳梗塞を起こすリスクは高まります。
それが原因となって脳細胞が死滅し、結果、「脳血管性認知症」を引き起こすことになるのです。
この認知症は、アルツハイマー型と発症率を二分するほどの多さですが、脳血管の健康を保つことが「認知症予防」になるとも言えるわけです。
高血圧の予防が認知症リスクを低くする
認知症の発症リスクとなる「高血圧」の主な原因は、以下の6つだと言われています。
- 塩分
- 肥満
- ストレス
- 飲酒
- 喫煙
- 運動不足
そして、「遺伝的要素」も大きく関わっていることがわかっています。
ですから、遺伝的な高血圧を持っている方は、特に、これらの原因を遠ざける生活を心掛けることが望ましいです。
また、そうでない方も、生活習慣の悪化により、高血圧を誘発させないよう気をつけたほうがいいでしょう。
認知症の発症リスク「高血圧」を下げるために
高血圧治療には医学的アプローチもありますが、体に負担の掛からない方法も考えられています。
その中のひとつにアロマテラピーがあります。
アロマには、基本的に副作用や禁忌がないのがメリットとされています。(もちろん皆無とは言えませんが)
単一のアロマオイルでも、ストレスやイライラを鎮めて血圧を下げるとされるのが、以下のものです。
- ラベンダー
- ローマンカモミール
- ネロリ
- マージョラム
- クラリセージ
- マンダリン
- イランイランなど・・・
また、これらをブレンドして、「血圧降下」の作用に特化させたオリジナルアロマオイルもあります。
さらには認知症用として研究を重ねられているアロマもあり、「認知症予防」の選択肢に加えてみてもいいかもしれません。