認知症の中核症状

認知症の中核症状について

認知症の方であれば誰にでも現れる症状を、「中核症状」といいます。

 

中核症状には、見当識障害、記憶障害、失認、失語、失行などがあります。

 

このような症状が出始めると、ご家族の方も戸惑ったり、ただ思い悩んでしまったりします。

 

また、逆に、深刻に受け取らず、積極的に動かなかったりすることもあります。

 

認知症は、脳の病気であり、進行性のものということを、まずは理解することが大切です。

 

そして、相談できる場所も、サポートをする体制も充実していることを、知ってほしいのです。

 

ご家族が冷静になり、認知症と向き合う心構えをすることが、初めの一歩となるのです。

認知症の中核症状への対応

認知症の中核症状に、日付や曜日、場所がわからなくなる「見当識障害」や、さっき言ったことを忘れたり、体験してきたことを忘れたりする「記憶障害」があります。

 

これらの症状に対して、「何度同じことを言うの!」とか、「なんで思い出せないの!」と言われても、ご本人は混乱するだけです。

 

まずは、一旦受け止めることが大切です。

 

当たり前のことでも、聞かれたら何度でも答えてあげれば、ご本人は安心して落ち着けるのです。

 

また、以下のようなことに対しては、サポートとフォローが効果的です。

 

  • 「失語」・・・言語機能が衰えてしまう
  • 「失認」・・・五感がうまく使えず物事を正確に捉えられなくなる
  • 「失行」・・・体は動かせるがやり方がわからなくなる

 

「失語」にはゆっくりと短い言葉で繰り返し伝えたりすることが有効です。

 

「失認」には、「これはこういうことね。」と助け舟を出したりすると良いでしょう。

 

「失行」には、ご本人のできない部分をフォローするといったことが支えになるのです。

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